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9月の出店予定と映画みたいな話

朝晩は涼しくなってきたものの
昼間は、できたらエアコンの効いた部屋から1ミリも出たくない今日この頃。

皆さん如何お過ごしでしょうか?

僕は、最近、よく映画を見ています。

別に感想もあらすじも言いませんが
この1ヶ月くらいで見た中で、特に面白かった映画は

『オオカミは嘘をつく』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『LIFE』『サンブンノイチ』
『ジャッジ』『凶悪』『ダーウィンアワード』『世界でいちばん不運で幸せな私』
『スタンリーのお弁当箱』『パイレーツロック』『カランジル』『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』などです。

ほんで、ふと思ったんですが
「俺、今までの人生でケッコー映画観たし映画好きなハズやのに
自分自身では映画みたいなシチュエーションて、あんまり体験した事ないんちゃうか?」
と、ふとそう思ったのです。

するとどうでしょう?

こっちは、好きで好きでたまらないのに全然振り向いてくれない。
追いかけても追いかけても逃げていく月のような。
恋の一方通行のような。

理不尽極まりないヤキモチにも似た感情が生まれてきたのでした。

「今まで、どんだけ俺が映画に金と時間を費やしたと思ってるんだ?映画さんよ。
ちょっとくらい俺に、なんか映画っぽいリターンがあってもいいんじゃないか?なぁ映画さんよ?」と。

それはまさに、キャバ嬢に貢いで貢いで
でも、プライベートでは全然相手にしてくれないからストーカーに走る。
みたいなテンションのエスカレートのしかたでした。

そんな自分に気付いた時
これはヤバイ!
このままでは、あんなに好きだったハズの映画を傷つけてしまうかもしれない!!

そうなる前に、なんとかしなければ!

映画子(仮名)は、むしり取るだけむしり取って用が済めばポイ捨てするような悪女なんかじゃない。

ちゃんとよく思い出せば何か1個くらい映画みたいな体験があるはずだ!

昨日の昼メシ何食ったかも憶えてない旧式のビデオデッキのような頭を
3倍巻き戻しで、しっかり思い出すんだ、俺!!

すると、僕にも映画みたいな経験があった事を思い出したのです。


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というのは嘘で
先に9月の出店情報などです。

本当は、そういう告知なり宣伝なりをする為のブログなので
どうでもいい話は、その後です。



という訳で、イベント情報!


9/14(日)
第40回エイサー祭り

2014エイサー祭り


9/20(土)
Leaps Outdoor  = music adventure 2014 =

リップス長野


9/23(火)
TRANCIST Open Air Party 2014

トランシスト


9/27(土)
SABAI JAAI

サバイジャーイ



10月も次々とイベントの出店が決まってますので
また次回のブログでお知らせします。


はい、という訳で
お待ちかね

コメドール・タコライスの
『どうでもイイ話』

はじめたいと思います。

あれは僕が20代前半の若かりし頃に友人と
地球の裏側、南米はペルーを旅したときの事でした。

【空中都市】【インカの失われた都市】などとも呼ばれ

2013年度、世界最大の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーの
「トラベラーズチョイス 世界の観光スポット2013」のランドマーク部門第1位に選ばれ

それ以前にも、色んな企画の「行ってよかった世界遺産ランキング」とか
「死ぬまでに行きたいランキング」系では
常にトップ3には入ってくる、観光地の中の観光地
観光のキング オブ キングス
言うならば Sightseeing of Sightseeing

『マチュピチュ』

そんなマチュピチュに初めて訪れた僕は
夢にまで見、憧れに憧れた場所に来れたという達成感と充実感の余り
観光客で溢れる遺跡内を歩き回り
写真を撮りまくり
仕舞いには意味も無く走り回りと

頭の中ではなく、ありありと今ココにあるマチュピチュを堪能し

その後、次はマチュピチュの全貌を眺めれる
ワイナピチュという山に

ケッコーしんどい思いをして山頂まで登り

せっかくだからと、ワイナピチュ山の裏側にあるという
月の神殿という場所を目指しました。

大きめの祠の様な月の神殿に辿り着くと
そこはあんなにたくさん居た観光客の姿も全然なく
「アレ?俺ら、どっか異次元的な変な空間に迷いこんだんじゃね?」
関西弁の僕と友人が、イマ風の東京の若者言葉になるくらい違和感を感じました。

上手く言い表せませんが、なんか神秘的とかスピリチュアル的な
奇跡とかおきちゃったりしそうな、なんかそんなカンジです。

一言で言うなら、神聖な静寂みたいな目に見えないモンがあったのです。

僕らが神殿を出ようとすると少し雨が降ってきたので
神殿の入り口で、ひと休みしながら雨止むかなぁと休憩していると

白人とラテン系の女の子2人がやってきて
ひとしきり神殿を見たあと僕らの方に近づいて
「ハロー」とか言いながら話しかけてきたのです。

白人の子はオーストリアかオーストラリア人で
ラテン系の子は、スペイン人。
お互い別々に旅行してて泊まってる所が一緒かなんかで
気が合ったので、一緒にマチュピチュに来たとの事でした。

僕も友人も、スペイン語はおろか英語さえままならん会話力で
めっちゃ頑張って15分くらい喋ったあとで

いきなり白人の子が、物っ凄い流暢な日本語で
「実は、私日本に留学していた事があるので少しだけ日本語わかります」
申し訳なさそうな顔でカミングアウトしてきました。

出会って、15分でドッキリにかかった気分でした。
そして、この女の留学先は多分京都じゃないかと思いました。

その白人の子は、更に申し訳なさそうな顔で
「この山には下山時刻というのがあって、私達が山に入って山頂まで
どのくらい時間がかかって、そこからここまでに何分くらいかかって
今何時何分なの。」
「即ち、雨が降ってるけど今すぐ下山しなければ間に合わないかもしれないのよ」と。
パーフェクトな日本語で【即ち】までも完璧に使いこなしました。

日本人のくせに、生まれてこの方
即ちなんて言葉を使った事のない僕と友人は釈然としない気持ちを抑えながらも
4人で下山することにし、止む気配のない雨の中を歩き出しました。

しばらく歩いていると、悲鳴のような叫び声が聞こえたような気がしたのですが
雨の音かもしれない。そう思い直し、先を急ごうとすると

やっぱり、今度ははっきりと「ヘルプミー」と言う声が聞こえました。
映画みたいな台詞が、映画館で聞くみたいに5.1chサラウンドではっきりと聞こえました。

他の3人の顔を見ると、みんなにも聞こえたようで
一瞬、緊張した空気が流れましたが

次の「ヘルプミー」の叫び声が聞こえた時に、白人の子が
「日本人が助けを求めている!」と断言しました。
コイツ、即ち使いこなせるし
発音とかで日本人かどうかわかるんかな?とも考えましたが
これ以上コイツに即ちを使わせるのは、日本人の沽券に関わるので

「声は、この先から聞こえる。何があるかわからない。
君らは女の子。俺、男の子。そして一番体力残ってる。
即ち、俺、様子見てくる」

ヤツより先に即ち使って、僕は、即、走り出しました。
そう、まるで映画のヒーローのように!

助けを呼ぶ声の方へ!!

雨の音でかき消されそうな、声を頼りにソコへ辿り着くと

うつぶせで倒れている1人の男を発見しました。

助けようと思ってここまで来たものの、実際に倒れながらヘルプミーと叫ぶ男を目の当たりにすると
若干ヒいてしまい、ちょっと距離を置きながら男を観察すると
匍匐前進みたいな感じで倒れながらも、ちょっとずつ前へ前へと進んでいます。

なんか必死というかテンパってる感が半端なかったので
恐る恐る近づいて
「大丈夫ですか?アーユーオーケー?」と声をかけながらも
まぁ大丈夫ではないよな?雨で地面グチョグチョの中、這いずってるしと思いつつ

男の顔の方へ回ると、あの子の言った通り本当に日本人でした。
それも、メガネかけてて、絵に描いたような一目でそうとわかる
よくハリウッド映画にでてくるカンジの日本人男性でした。

僕が確かめるが先か、彼が発するが先かくらい同時に
「日本の方ですか?」お互いにそう言った後

「大丈夫ですか?どうしたんですか?」と尋ねると
「遭難してしまいました・・・。」
「そーなんですか」なんて疲労困憊、狼狽しきってる彼に言えるはずもなく
「とりあえず僕が来たからには大丈夫です。立てますか?」
「なんとか大丈夫です。いやそれにしてもこんな所で日本人に会えるとは思わなかった・・・」

人が来た事に、それも言葉の通じる日本人だった事に安心したのか
堰を切ったように話し出した彼は

タカハシさんという僕より少し年上の四国の方で
僕も聞いたことがある大手の会社で働くサラリーマンなのだが

どうしてもマチュピチュに来たくて、上司に無理を言って休みをもらい
キッチキチのスケジュールで、1人でペルーにやってきて

今日この後もうすぐ発車する列車に乗って
その後、飛行機に乗らなければ日本に帰れないという自力の弾丸ツアーの最中だという事。

興奮していてあんまり何言ってるかわからん部分もあったけど

でもまぁ

マチュピチュ来てテンション上がって
ワイナピチュ登ったはいいけど道に迷って
グチュグチュの途方に暮れた状態ならパニックにもなるわなぁ

良くみたらメガネの奥の瞳も濡れてるし
独りで、暗くなってきた山の中を彷徨うとか考えたら怖いし焦るよなぁ。

そんな事を考えながら、タカハシさんを見るとまだ少し興奮状態だったので
「大丈夫ですから、コレでも飲んで落ち着いてください」そう言ってペットボトルの水を渡すと

タカハシさんは・・・




「命の水だっ!!ぷはぁーー!」
って言って勢い良く、飲み干したんです。

そして
「あなたは命の恩人です!」とまで!

って言うか「命の水」て。と笑いを堪えるのに必死でしたが
まさか、こんな所で誰かの命の恩人になるとは思ってもいませんでしたが

2人で少し休憩して、命の水を飲んで復活したタカハシさんに肩を貸しながら
友人と女の子達と合流し、無事に下山し

タカハシさんは、列車にも間に合いましたとさ。


以上
命の水をあげたという映画みたいな話でした。

でもよく考えるとタカハシさん的には、僕は、命の水までくれた命の恩人なので

釈迦・キリスト・孔子そして僕。みたいな
そんなカンジで子孫代々語り継いで
そして崇め奉って欲しいものです。

ではでは。

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